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五輪代表「3人目」争いは混沌 鍵山優真、佐藤駿に続くのは友野一希か三浦佳生か?【全日本フィギュア・男子】 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi

【五輪代表3枠目を争う選手たち】

 鍵山、佐藤のふたりを追う集団はまさに混沌としているというのが現状だ。そのなかでも1番手の位置にいるのは、27歳の友野一希(第一住建グループ)になる。GPシリーズ2戦は4位と3位で、僅差でファイナル進出を逃した。

 その内容を見ても、カナダ大会はSPで2位につけてシリーズ3年ぶりの表彰台に王手をかけながらもフリーで崩れて総合4位。アメリカ大会はSPをノーミスで滑り首位発進しながら、フリーで総合3位に落とす悔しい結果だった。

 両大会の敗因はフリーで4回転を2回転倒したこと。だが、いずれも後半はきっちり滑りきっていて底力の確かさは見せている。SPも90点台は確実に出してくるだけに、フリー前半の4回転3本をうまく切り抜ければ大幅なジャンプアップも期待できる。

 GPシリーズ・カナダ大会で3位になっている三浦佳生(オリエンタルバイオ・明治大)も、大幅に巻き返してくる可能性を持っている。

 左太もものケガの回復を図りながらのシーズンインとなったが、8月から試合に出場。だがチャレンジャーシリーズ(CS)2試合で結果を出せなかったため、GPシリーズのフランス大会ではSPを昨季のプログラムに戻した。

 そしてカナダ大会では、フランス大会で大崩れしたフリーも昨季のプログラムに戻しての挑戦。SPは89.80点、フリーは163.89点を出し、合計を253.69点にして表彰台に上がっている。自己最高得点は281.53点と高いだけに、カナダ大会からの1カ月間でどこまで状態を戻してきているかが注目される。

 2023年の全日本で3位になっている25歳の山本草太(MIXI)も8月からシーズンインしているが、9月のCS、GPシリーズ2試合は腰痛を抱えながらの戦いになってしまった。それでもCS木下グループ杯は4位、フィンランド大会は6位と粘り強さを見せている。こちらも体の状態をどこまで戻してきているかがカギだ。

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