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【フィギュアスケート】坂本花織の演技は「まだ60パーセント」 楽しむ気持ちを持ってミラノ五輪へ進む (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi
  • 能登 直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

【練習がめちゃくちゃ楽しい】

 プログラムがなかなかハマらなかった昨季は納得できない演技も多く、勢いに乗れずモヤモヤした状態が続いた。だが、五輪シーズンである今季はここまで順調に来ている。

「今年は環境が変わってたくさん練習が積めるようになり、そのおかげで細かいところも納得いくまでできるようになったので、GPシリーズも初戦から220点台を出してどんどん加速できるような試合ができている。今はこの波に乗って行こうという感じ。

 五輪の選考基準のひとつにもなるGPシリーズでファイナルまで行けたのはホッとしているけど、もう一段階上を目指していけるように、これからの1カ月を頑張っていけたらなと思っています」

 今季は、競技者としてのラストシーズン。ふだんの練習から充実感を覚えている。

「今年で最後と決めてから練習がめちゃくちゃ楽しい。もちろんきついですけど、つねにやりがいのある練習が毎日できているので、それはすごくいい傾向だなって思います」

 フィギュアスケートを楽しむ気持ちを持っていることが、今の坂本自身に心の余裕を生んでいる最大の要因なのだろう。

著者プロフィール

  • 折山淑美

    折山淑美 (おりやま・としみ)

    スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。

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