坂本花織「マイペースすぎた」自分に喝! 最後のシーズン初戦は優勝逃す...人生を凝縮した演技は「まだ難しい」
大阪・関空アイスアリーナで開催されたチャレンジャー・シリーズ。坂本花織は総合2位だったこの記事に関連する写真を見る
【ラプンツェルみたい...マイペースすぎに反省】
初の日本開催となったチャレンジャー・シリーズ(CS)の木下グループ杯(9月5〜7日)。坂本花織(シスメックス)は、得点を200点台に乗せながらも千葉百音(木下グループ)に13点弱の差をつけられる2位だった。
それでも坂本は、「ショートプログラムもフリーも想定内」と明るい表情で言った。
「ちょっとマイペースに練習しすぎたというのが一番。かわいい言い方をすると、自分のキャラじゃないけど、ラプンツェル(※ディズニー映画の『塔の上のラプンツェル』)みたいに、ずっと閉じこもって外の世界を見てなかった感じです。練習のペースが遅かったし、その練習でも一回一回満足して、『これでオッケー』みたいな感じでやってしまいました。もう少し、やりすぎくらいやってもよかったなと思いました」
例年なら夏の大会に出てからシーズンインする。だが、坂本にとって現役ラストシーズンの今季は、6月末の『ドリーム・オン・アイス』でショートプログラム(SP)とフリーの新プログラムを披露する早い準備ができていながらも、その後、間が空いて、シーズン初戦はこのCSになった。
「今まではシーズンが始まると自然に緊張感が出てきて、練習の時から『少し緊張してきたな』という感じも出てくるけど、今回の大会前にはなかなかそれができなくて。でも、これをきっかけに次は、自分で自分に喝を入れるじゃないけど、練習も『このままでいいの?』って感じでできるかなと思う。先生からも喝をもらいながらやれたらなと思っています」
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著者プロフィール
折山淑美 (おりやま・としみ)
スポーツジャーナリスト。1953年、長野県生まれ。1992年のバルセロナ大会から五輪取材を始め、夏季・冬季ともに多数の大会をリポートしている。フィギュアスケート取材は1994年リレハンメル五輪からスタートし、2010年代はシニアデビュー後の羽生結弦の歩みを丹念に追う。

