日本女子フィギュア、次世代エース争い。切磋琢磨する3人の現在地 (4ページ目)
「(シニアの)上位選手と比べると差があるので、来シーズンは近づけるように頑張りたいです。足の状態もありますが、4回転はできるように練習を増やしたいな、と。まだ一度、回転が足りずにサルコウを降りただけですが」
3位の河辺はそう言って、反撃を誓っていた。
「来シーズンはたとえミスしても190点、ノーミスで200点をひとつの目標に。4回転(トーループ)を試合でできるように習得したいです。まだ、感覚もつかんでいませんが」
2位に入った吉田は虎視眈々と言った。
「自分の中では、今シーズンの成績はびっくりで。(昨年11月)全日本ジュニアで優勝できたのが一番記憶に残っています。昨シーズンは悔しい思いをしたので」
松生は言うが、無念さを持続し、トレーニングで進化できるのは異能だ。
誰が次代の日本女子フィギュアを牽引するのかーー。その切磋琢磨が競技の力となる。
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