羽生結弦がプログラム構成を変更。「自分の気持ちを解放してやりたい」

  • 折山淑美●取材・文 text by Oriyama Toshimi 能登直●撮影 photo by Noto Sunao(a presto)

 グランプリ(GP)シリーズ・フィンランド大会開幕を翌日に控えた現地時間11月1日午後、男子の公式練習で、羽生結弦はまだ全開という感じではなかった。

「ちょっとフラフラしていましたけど、それはたぶん飛行機での移動の影響だと思うので、しっかりコンディションを合わせていきたいと思います」

今シーズンのGPシリーズ初戦に臨む羽生結弦今シーズンのGPシリーズ初戦に臨む羽生結弦 羽生自身はこう話していたが、それでも4回転サルコウや4回転トーループ+トリプルアクセル、4回転トーループ+3回転トーループなどは力みのないジャンプで軽く決めた。同時に、ジャンプの合間には、指先をくるくる回してイメージトレーニングを繰り返している姿も度々見せていた。

 羽生は「ちょっと空回りしていたかなと思いますね。でも、しっかり地に足を付けて今日やるべきこと、今感じるべきことは感じられたと思うので、いい練習ができたと思います」と振り返った。

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