フィギュアスケート、優勝すると何がもらえる?
ひと駅コラム「それ、気になってました」(5)
ISU(国際スケート連盟)主催の大会では、上位入賞者に賞金が支払われる。例えばシーズンに6大会があるグランプリ(GP)シリーズ。各大会、1位から5位までには賞金が出て、金額は優勝して1万8000ドル(約210万円)。以下、2位1万3000ドル、3位9000ドル、4位3000ドル、5位2000ドルとなっている(6大会共通。ペアとアイスダンスはカップルごとに)。
GPシリーズの成績上位6人が出場するGPファイナルは全員に賞金が出る。賞金も少し高くなり、1位は2万5000ドル(約300万円)に。さらに高額になるのが世界選手権で、シングルの場合は1位から12位までの選手に賞金が支払われ、優勝賞金は4万5000ドル(約540万円)にはね上がる。
仮にGPシリーズで2連勝、GPファイナルでも優勝し、さらに世界選手権を制すことになれば、賞金総額は10万6000ドル(約1270万円)にのぼる。だが遠征が多く、練習や衣装などにもお金がかかるフィギュアスケートでは、とてもこの金額では1年間の活動をまかなうことはできないと言う。
ちなみに今日12月26日に開幕する全日本選手権は日本スケート連盟が主催。1~3位にメダルと賞状が贈られるだけで、賞金はゼロ。そして出場選手は全員、エントリーの際に1万5000円の参加費を払っている......。