【ボクシング】井上尚弥vs中谷潤人をアメリカの識者たちが予想 元世界王者たちも「歴史に残る熱戦」を期待 (2ページ目)
ジョーンズ、ターバーの3歳下で、スタイリッシュなサウスポーだった元スーパーウエルター級王者のロナルド・"ウィンキー"・ライトは笑顔でこう応じた。
「歴史に残る熱戦になるでしょう。待ちきれないなぁ。超一流同士のぶつかり合いですね。これぞボクシング、という闘いを見せてくれると信じています」
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気になる予想を訊ねると、ライトは「まったく予想は立てられません。本当に五分五分。その日のコンディションや作戦が明暗を分けますよ。僕の口からは、それしか言えない」と結んだ。ガードが高く、ディフェンスを疎かにしなかったライトらしい、慎重な口ぶりだった。
筆者は彼ら3名を、それぞれ現役時代にインタビューしている。ジョーンズとターバーと私は、日本式に記すなら同学年だ。まさか、米国のスターチャンピオンたちにジャパニーズ対決のメガ・ファイトについてコメントをもらう日が来るとは......嫌でも隔世の感を覚える。それだけの逸材が、日本からも誕生したのである。
【井上のウィークポイントを指摘する記者も】
プレスルームでは、25年来の友人であるロン・ジェラード(69歳)と再会した。
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「私は中谷のKO勝ちだと考える。あの長いリーチとパンチ力が魅力だし、伸び盛りさ。井上は確かに強かったが、この1年ほど、以前の勢いが感じられない。(ルイス・ネリ戦とラモン・カルデナス戦での)ダウンシーンもインパクトが大きかった。若さを武器にした中谷が、ステップアップする試合になるだろう。21歳だったトーマス・ハーンズが、11度の防衛に成功していた磐石王者、ホセ・"ピピノ"・クエバスを2ラウンドでノックアウトしてWBAウエルター級王座を奪取した試合のようになるんじゃないかな」
当時のクエバスは22歳。世界タイトルマッチを12戦し、11度のKO勝ちを誇るハードパンチャーだった。
「時代を築く新しいスターは、そんなふうに生まれるものさ」
38年間ボクシングを取材し、現在は『アメリカン・アーバン・ラジオ・ネットワークス』のパーソナリティーとして活動するジェラードは、そう言うとニヤリとして眼鏡をかけ直した。
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