【女子プロレス】スターダム「リングの妖精」なつぽいが振り返るリングへの道 女優の夢も追いかけるなかで「本当のプロレス」を叩き込まれた日々 (4ページ目)
――その後、伊藤薫選手の道場に通うことになりますね。
「2016年にSareee(サリー)とシングルで対戦する話が浮上しました。そこでSareeeの師匠・伊藤さんのお店に行くとご本人がいたんです。そこで『受け身も取れない子とSareeeを戦わせられない』と断られたんですが、『本当に戦う気持ちがあるなら、うちの道場の練習に来なさい』と言ってくださったんです。そこから、初めてプロレスの基礎を学ぶ日々がスタートしました。2017年2月くらいまでですかね」
――練習内容がかなりハードになったんじゃないですか?
「吐きました(笑)。当時は、伊藤さんの練習が『プロレス界で一番厳しい』と言われていたんです。今思えば、アクトレスの練習はみんなで楽しむサークルみたいな感じ。そこからスターダムに上がらせてもらって、風香さん(元スターダムGM)の練習に参加して『プロレスってきついんだ』と感じたんですけど、伊藤さんの練習は比較にならないほどハードな内容で......根性から鍛え直されました」
(中編:スターダムに移籍後、なつぽいが繰り広げた中野たむとの抗争 記者会見での「パスタ事件」の真相も語った>>)
【プロフィール】
なつぽい
1995年7月19日生まれ、神奈川県出身。身長150cm。幼少期よりジュニアアイドルとして活動し、3歳から芸能事務所に所属。小学校から高校卒業まで約12年間、バトントワリングに打ち込み、全国大会にも多数出場。女優を目指すなかでスカウトされ、2015年5月31日に「万喜なつみ」としてプロレスデビュー。アクトレスガールズ、東京女子プロレスを経て、2020年10月にスターダムに電撃参戦。「なつぽい」に改名後、ドンナ・デル・モンド(DDM)に加入し、その後COSMIC ANGELS(現:meltear)に移籍。ワンダー・オブ・スターダム王座やハイスピード王座など、数々のベルトを獲得している。
【写真】スターダムの「リングの妖精」なつぽい フォトギャラリー
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