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髙阪剛が振り返るクレベル・コイケの62秒での王者陥落「RIZINがシェイドゥラエフを怪物にした」 (4ページ目)

  • 篠﨑貴浩●取材・文 text by Shinozaki Takahiro

――仮に、シェイドゥラエフ選手がUFCに移籍した場合、どのあたりの位置にいけると思いますか?

「う~ん......上にいくのは決して簡単ではないと思います。ランキング5位くらいには入る力はあると思いますが、今のままフェザー級で戦うとすると、常軌を逸した強者がゴロゴロいますからね。それがUFCのフェザー級。ただし、シェイドゥラエフ選手は1試合ごとに強くなっていますし、まだ24歳と若いですから伸びしろは十分です」

――UFCでも活躍する可能性がある選手がRIZINの王者に君臨しているのは、団体にとってはいいことでは?

「間違いなくプラスですね。シェイドゥラエフ選手をどうやって攻略するのか、どう戦えばいいのかをテーマにフェザー級の選手たちは考えながらやっていくことになります。その積み重ねがレベルアップにつながりますから。頂上が高くなって引き上げられると思いますね」

【プロフィール】

■髙阪剛(こうさか・つよし)

1970年3月6日生まれ、滋賀県出身。学生時代は柔道で実績を残し、リングスに入団。リングスでの活躍を機にアメリカに活動の拠点を移し、UFCに参戦を果たす。リングス活動休止後はDEEP、パンクラス、PRIDE、RIZINで世界の強豪たちと鎬を削ってきた。格闘技界随一の理論派として知られ、現役時代から解説・テレビ出演など様々なメディアでも活躍。丁寧な指導と技術・知識量に定評があり、多くのファイターたちを指導してきた。またその活動の幅は格闘技の枠を超え、2006年から東京糸井重里事務所にて体操・ストレッチの指導を行っている。2012年からはラグビー日本代表のスポットコーチに就任。

◆X:@TK_NHB

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