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タイトルマッチの相手は彼氏のようなタッグパートナー 東京女子プロレスの瑞希が語る、王者・坂崎ユカにされたら「嫌いになる」こと (3ページ目)

  • 尾崎ムギ子●文 text by Ozaki Mugiko
  • photo by 林ユバ

【夢は東京ドーム大会「私も物語を紡いでいきたい」】

 今年の1.4後楽園ホール大会にて、瑞希はプリンセス・オブ・プリンセス王座の次期挑戦者決定バトルロイヤルを制して挑戦権を奪取。王者はタッグパートナーの坂崎ユカ。TOKYO DOME CITY HALLでの同王座戦以来、2年5カ月ぶりとなる「マジラビ」対決が実現することになった。

――3月18日の有明コロシアム大会は、TDCホール大会の時と心境は違いますか?

瑞希:タイトルマッチで負け続けて、毎回挑戦してっていうなかで、「私は諦める勇気がないだけなんじゃないかな」と思った瞬間もあったんですけど、今はしっかり当日までに向き合って、前向きになれる自分がいます。東京女子を背負いたいという覚悟とかも、しっかり口に出せるようになっているので、気持ちは明るくというか、「楽しんだもの勝ちだって思わなきゃ」と思ってます。

――試合後も、タッグは継続しますか?

瑞希:します! タッグチームなので、シングルはそう何回もできることじゃないなと思っていて、毎回「最後だ」と思っている自分もいます。でも超えた先は、マジラビの進化じゃないですけど、もっとキラキラしたマジラビになれると思うので、どんな結果であれ、マジラビは継続します。

――今後の目標は?

瑞希:少し前に、武藤(敬司)さんの引退興行に出させていただいて、初めて東京ドームのリングに立たせていただいたんですけど......武藤さんが紡いできたものを感じたというか、すごく心に響いたんです。東京女子もたくさんの物語が紡がれてきているなかで、その先を私も一緒に紡いでいきたいと思いましたし、そう考えた時に、やっぱり「東京女子で東京ドームに立ちたい」っていうのをひとつの大きな目標として感じました。

――どうしたら東京ドーム大会を実現できるでしょうか。

瑞希:東京女子を少しずつ少しずつ、もっともっと大きくしていかなきゃいけないなと思います。東京女子プロレスという団体にはすごく自信があるんですけど、自分自身に自信がないっていうのもあって......前に出ることが苦手なんですけど、私も東京女子の一員として前に出て、東京女子を広めていけたらなと思います。

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