マーベラス・桃野美桜が目指す、師匠の長与千種と「真逆」の存在。壮絶なケガを乗り越えての野望は「100歳までプロレスラー」 (4ページ目)
2022年6月、長期欠場からの復帰が発表されたあと、桃野はブログにこう綴っている。
「ただ真っ直ぐに自分の『好き』を信じていても、その『好き』さえ疑う時もあるけど。でもその好きからは逃れられなくて、それがまた苦しくて。それでも自分の好きを離さないで進んでこれたら、どんな景色が見られるのか。まだ途中の景色だとしても、その景色は間違いなく美しいに決まってる」
桃野がリングで目にする景色が、これからも美しいものであるように。桃野美桜というレスラーが描く景色が、世界中の人に届くように。願わずにはいられない。
(vol.10を読む:全女の髪切りマッチに震え、高校を中退してプロレスの世界へ。高橋奈七永は闘いの毎日で「強さ」を手にした>>)
【プロフィール】
■桃野美桜(ももの・みお)
1998年5月30日、千葉県市原市生まれ。149cm。高校1年生の時、『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系列)の豊田真奈美特集をきっかけに、プロレスにハマる。2015年春、高校を中退し、マーベラスに入門。2016年2月13日、ニューヨークで行なわれたMarvelous USAにて、レネー・ミッシェルと組み、対木村響子&デビエンヌ戦でデビュー。2021年6月27日、センダイガールズプロレスリング新宿FACE大会にて門倉凛と組み、橋本千紘と優宇とのタッグ「チーム200kg」からセンダイガールズワールドタッグチームチャンピオンシップを奪取し、11代目王者に輝く。度重なる怪我と長期欠場を乗り越え、常に100%の全力ファイトでファンを魅了する。Twitter:@Mio0207415
【大会情報】
マーベラス後楽園ホール大会、開催決定!
日時:2022年12月4日(日)夜
【画像】 身長149cmの天才女子プロレスラー 桃野美桜フォトギャラリー
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