RIZINで朝倉未来はリベンジできるのか、解説者・大沢ケンジは「判定での勝負」と予想。扇久保博正vs井上直樹の勝負の行方も。 (2ページ目)
【トーナメント決勝の行方は?】
――ここまでの大沢さんの予想では、決勝は朝倉海選手と井上直樹選手の対戦になるわけですね。
「『優勝者はどっち?』となったら、準決勝の海選手次第です。アウトボクシングで海選手がダメージ少なく勝っていれば、疲弊している井上選手に勝つ。だけど、謙太選手と殴り合って、体力が削られてダメージも溜まった海選手と、体力だけ削られた井上選手だったら、井上選手が優勝するんじゃないかと思います」
――決勝に上がった時に元気なほうが勝つイメージですか?
「そうですね。次のことを考えて戦っていたら勝てないし、本当にキツい試合になる。負ければ当然地獄。でも、勝っても地獄です。
次の日は病院にいるとか、そのくらいのダメージが残る可能性もありますね。危険と隣り合わせなんですけど、そこが面白いところでもあります。もちろん、『事故は起きないでくれ』と願いながら、楽しませてもらいます」
トーナメントの行方と共に大きな注目を集めるリベンジマッチが、斎藤裕 vs 朝倉未来だ。2020年11月に朝倉を破り、RIZIN初代フェザー級王座王者に就いた斎藤。2021年6月の東京ドーム大会では、ノンタイトル戦で難敵・ヴガール・ケラモフを判定で退けた。しかし10月、RIZIN初参戦の牛久絢太郎にTKOで敗れて王座陥落。初防衛戦でベルトを失った。
一方の朝倉は、6月の東京ドーム大会でクレベル・コイケ選手に三角締めで一本負け。その後、10月の『RIZIN LANDMARK』での萩原京平との試合は寝技で支配し、判定勝利。今回の一戦で勝てばベルト戦線に前進、負ければ大きく後退する。どちらにとっても絶対に負けられない一戦の行方は?
――今後のフェザー級戦線を占う斎藤裕 vs 朝倉未来。約1年ぶりのリマッチになります。
「この試合は朝倉未来選手が勝つと思います。前回の対戦で未来選手が負けたのは、ニータップでテイクダウンされて、印象が悪かったのが大きい。でも、全体的な打撃は未来選手がややリードしていると見ています」
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