キューティー鈴木が振り返るデビュー秘話。「もっと強そうな名前がよかった」

  • 堀江ガンツ●取材・文 text by Horie Gantz
  • photo by Shogo Murakami

 80年代末から90年代にかけてアイドル顔負けのルックスで、それまでの女子プロレスラーのイメージを大きく変えたキューティー鈴木。雑誌のグラビアを席巻し、多くのテレビ・映画に出演。CDやビデオなどが次々と発売されるなど、絶大な人気を誇った"元祖アイドルレスラー"に現役時代を振り返ってもらった。

現在は2児の母であるキューティー鈴木現在は2児の母であるキューティー鈴木この記事に関連する写真を見る

ーーキューティーさんは、"アイドルレスラー"と呼ばれていた時代、『週刊ヤングジャンプ』(集英社)の表紙も飾ったことがあるんですよね。

「はい。あの頃、急に芸能の仕事が忙しくなった時期で、自分ではそれがどれくらいすごいことかわかってなかったんですけど。兄や学生時代の友達に言われて、ことの重大さを知りましたね(笑)」

――それまで、自分がアイドル的な立場だった自覚もなかったとか。

「そうなんですよ。それまで『かわいい』とか、そんなに言われたこともなかったし。芸能の仕事をしてから急に言われるようになったので、なんかちょっと作られている感があったし。『アイドルっぽくしなきゃいけないのかな』っていう思いもちょっとありました」

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