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井岡一翔がアメリカで復帰。
4階級制覇へ現地メディアの予想は? (3ページ目)

  • 杉浦大介●文 text by Sugiura Daisuke
  • photo by Kyodo News

Q2 ブランク明けで、スーパーフライ級転向後の初戦となる井岡の相手として、アローヨはリスキーすぎるか?

ロールド「私はアローヨが危険すぎるとは思わない。いいテストになるだろう。今後、スーパーフライ級で勝ち抜いていこうと願うなら、真の実力者との対戦を選んだのは好スタート。現代ボクシングの基準では井岡のブランクは長くなく、問題にはならないはずだ。現在、スーパーフライ級の王者たちは強豪ぞろいで、無冠でも優れた選手が多いため、簡単にトップには立てない。それでも、キャリア最高の勝利を挙げたばかりのアローヨに勝てば、井岡は自身の存在をアピールできるだろう」

サンガリア「井岡にブランクがあったことを考慮すれば、アローヨ戦は"大胆な冒険"と言わざるをえない。アローヨはタフで優れたボクサーだからだ。ただ、井岡はパウンド・フォー・パウンド・ランキング(選手の体重を同一と考えて強さを計る仮想ランキング)に入っても不思議じゃないほどの実力を備えている。ボクサーとしての能力的には、やはり井岡が一段上ではないか」

オッペンハイム「井岡は体格的にアローヨを上回っているのだから、彼がいきなりスーパーフライ級の強豪との対戦を選んだことは間違いだとは思わない。懸念材料があるとすれば、この試合を迎えるまでに作ったブランクで"サビつき"がないかどうかだ」

ナム「今回の試合に少なからずのリスクがあるのは事実だが、アローヨはこの階級のトップ選手というわけではない。クアドラス戦の勝利も、ローマン・ゴンサレス戦以降にクアドラスが調子を落としていたことを忘れてはいけない。アローヨに勝てば遠からず、井岡にはさらに重要なファイトの機会が訪れるだろう。復帰初戦でアローヨ戦を決めたことは、キャリア第2章をより野心的なものにしていきたいという井岡の心構えを示している」

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