クリス・ジェリコがオメガとの頂上決戦
「新日本1.4」を語りまくる (7ページ目)
――一部のファンは「アメリカのWWEスタイルではケニーには対応できない」と言います。反論をどうぞ。
ジェリコ ああ、そういう意味じゃ、僕はアメリカンスタイルじゃないんだな、これが。カナダからメキシコ、日本を経てECW、WCW、WWEとキャリアを積み重ねてきた自分に、対応できないスタイルがあると思うか? 僕の経験をもってすれば、どんな戦いも自在だよ。まあ、クリス・ジェリコ・スタイルとでも呼んでもらおうか。僕は僕のやり方でやらせてもらうし、日本だろうが、火星だろうがやってやるよ。
――熱い戦いを期待していいと! では、どうやって勝つつもりか少しだけ教えてくれませんか?
ジェリコ もちろん期待してくれて構わない。で、どうやって勝つかが知りたいって?
オカダ・カズチカvsケニー・オメガは60分フルタイムドローっていうのをやったらしいじゃないか。でも僕はそんな試合にはしないね。もしかしたらUFCばりに60秒かもしれないぜ。これは真剣勝負だし、ナックルが一発入ればわからない。3秒あればパンチは入れられるから、秒殺ってコースもあるかもしれないな。何が起こるかはわからないね。
――その可能性にやきもきしつつ、ファンの方も東京ドームまでを一歩ずつ大事に歩めと。
ジェリコ その通り! それにたとえ戦略があっても言わないよ、僕はクレバーな人間だから(笑)。まだ『STAR WARS 最後のジェダイ』を観てないんだけど、観る前に結末なんか絶対に知りたくない。1作目からずっと見てきたお気に入りの映画だからこそ、誰かにああだこうだ言われたくないだろ? それと同じだよ。
――ネタバレは禁止だと! 何が起こるのか憶測も交えつつ、楽しみにしてほしいということですね。
ジェリコ そう、これは"イッテンヨン"までのジェットコースターだ。クリス・ジェリコとケニー・オメガが何をしでかすかはわからないが、それが何だ? 世界に向けて最高の試合をするだけだ。僕たちに共通点があるとすれば、観客を熱狂させられるってことだからな。最後にひとつだけ言っておこう。シートベルトはしとけよ!
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