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須藤元気が大予想。どうなる?
メイウェザーvsマクレガー「世紀の一戦」 (2ページ目)

  • 稲垣 收●取材・文・写真 text & photo by Inagaki Shu


「メイウェザーは40歳で、引退して約2年経っています。重量級だと、ある程度年齢がいってもできますが、軽中量級はスピード勝負で、年齢が意外と響くんです。だからこの2人は、イーブンな気がします」

 総合では43歳でUFC王座に返り咲いたランディ・クートゥアや、ボクシングでも49歳でWBAスーパー王座を獲得したバーナード・ホプキンスの例もあるが、ともに重量級だ。

「もちろん、この2年間をメイウェザーがどういった生活をしていたかによっても変わりますが、そんなに走り込みとかはしていなかったと思うんですよね」


■小さいグローブへの変更もマクレガーに有利

「それにグローブも10オンスの予定だったのが、8オンスになりました。8オンスだと総合のオープン・フィンガー・グローブとさほど変わらないんです」

 総合格闘技のオープン・フィンガー・グローブは、相手の腕や体を掴めるように指が出ており、通常4オンスだ。

「僕もK-1のグローブをはめたとき、総合とほとんど変わらなかったという記憶があります。K-1やボクシングのグローブは、指をすっぽり覆うから大きいだけで、拳の当たる部分の厚さはUFCのグローブとそんなに変わらない。そしてマクレガーには一発のパワーがあります。2ラウンドKO予告をしていますが、メイウェザーの目がマクレガーの動きに慣れる前の短期決戦なら、マクレガー勝利もあり得るでしょう」


 UFCフェザー級で"絶対王者"と呼ばれ10年間無敗だったジョゼ・アルドを、マクレガーは得意の左フックで、わずか13秒でKOしている。総合で21勝のうち18のKOがあるが、そのほとんどはパンチによるものだ。

「もちろん、メイウェザーは無敗の男ですから、必ず研究してくると思います。どこまで研究できているのかがポイントですね」

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