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小籔千豊はフォートナイトで親子関係良好。仕事の集中力もアップ (3ページ目)

  • 都合亮太●取材・文 text by Togo Ryota
  • 木鋪虎雄●撮影 photo by Kishiku Torao

――今はフォートナイトがあるのでそのズレはなくなりましたか。

 そう。今は「この前(フォートナイトの)シーズンが変わったけど、パパはどう思う?」みたいな会話になりました。ゲームに新しい要素が追加されたらその話になるし、息子が俺の配信を見て「もっと素早く動かないと敵に撃たれる」とアドバイスもくれて。前までは父と子としての会話しかなかったけど、今は友達みたいな会話が増えました。たまに息子が師匠になる場面もあります。自分よりも息子のほうが詳しいことって現状ほかにはないので、ゲームならではの関係性ですよね。

 ほかにも、「本番の前には基礎練習が大事」っていうのを改めて感じました。アスリートやアーティストも試合や本番を想定して反復練習を繰り返すわけじゃないですか。フォートナイトには練習ができるクリエイティブモードっていうのがあるんですけど、クリエイティブをするのとしないのとではアリーナ(試合)でのパフォーマンスが変わるんです。

 練習があって本番。これって当たり前のことですよね。これは子供の教育面でも意味があると思うんです。息子に対しても「テストがフォートナイトにおけるアリーナだとしたら、日々の宿題はクリエイティブやぞ」と言ったことがあります。ゲームを通して世の中の「当たり前」を勉強してくれたら、勉強でも仕事でも絶対に役に立つはずです。言葉で聞くことはあっても、実感できる機会はほとんどないでしょうし。フォートナイトを通して少しでも学んでくれたらとてもいいなと思います。

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