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【男子バレー】石川祐希がイタリア戦で見せたトッププレーヤーの真骨頂 ミスが許されない状況で3本連続のベストサーブ (3ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【僕はサーブを打つのが得意】

 イタリアのタイムアウトが明けた22-24。今度は相手リベロのサーブレシーブがネット近くに寄り、ジャネッリがワンハンドで処理せざるを得ない状況を作り出す。その流れから髙橋がまたも得点を挙げ、ついに1点差となった。

 一気に追撃ムードが高まった23-24。石川が放ったサーブは再び相手リベロを強襲し、二段トスのシチュエーションを演出した。最後は相手に決められて同点にはできなかったが、それでも絶対にミスが許されない状況下で、石川は3本続けて、ベストサーブを打ったのである。

「ああいう場面で、僕はサーブを打つのが得意だと思っているので。変わらず、いいサーブを打つことができています」

 それはまさに、石川祐希というトッププレーヤーの真骨頂だった。

 思えば2024年のパリオリンピック、イタリアとの準々決勝。日本は2セットを先取し、第3セットでマッチポイントに到達した。

 だが、その場面でサーブ順が回ってきたイタリアのジャネッリは、2本のサービスエースを含むサーブで流れを引き寄せ、最終的に逆転してセットを奪い返している。そこに、ジャネッリが「世界ナンバーワン」と称される所以(ゆえん)を見た。

 まだまだネーションズリーグは続く。イタリアに勝利したことで、日本はファイナルラウンドの進出が決定した。この先の試合でも、石川は戦況を見極めながら最適解を選び、エンドラインに立つ。そして、ベストサーブを放つのだ。

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著者プロフィール

  • 坂口功将

    坂口功将 (さかぐち・こうすけ)

    1988年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学時代に「スポーツを取材する」ことの虜になり、不動産会社を経て2016年春から日本文化出版(株)「月刊バレーボール」編集部で勤務。2023年末に独立し、バレーボールを中心に取材・執筆活動を行なう。小学生から大学生、国内外のクラブリーグにナショナルチームと幅広いカテゴリーを扱うほか、バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説も務める。

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