【男子バレー】清水邦広から見た石川祐希は「なかなか調子が上がらなかったが......」 激化する正セッター争いも語った (3ページ目)
――セッターでは、永露元稀選手も交代で出場し、活躍していますね。
「永露選手とは2024-25シーズンに大阪ブルテオンで一緒にプレーしたのですが、その時はスパイカーに気を遣いながらトスを上げている印象がありました。もともと、周囲に繊細な気配りができる性格ということもあったでしょう。
しかし、広島サンダーズに移籍し、代表でも経験を積んでいくなかで、自信を持ってトスが上げられるようになったのではないかと思います。永露選手とは今もよく話をするのですが、その内容からも自信を感じますし、試合に入る際に不安要素がいっさいないことが伝わってきます」
――パリ五輪の主戦セッター、関田誠大選手も復帰に向けて準備しているようです。今後、日本代表の正セッター争いはどうなっていくと予想しますか?
「もし自分がセッターを選ぶ側の立場になったら、かなり悩むと思いますし、考えたくもないです(笑)。それはセッターに限ったことではなく、今の日本代表はどのポジションも選考がとても難しいですけどね。
僕はアンダーカテゴリーの選手も見る機会があるのですが、どんどん能力の高い選手が現れていますし、身長が2mを超える選手も大勢います。『さらに化けるだろうな』と感じる選手も多く、次のオリンピックのメンバーに食い込んでくる可能性もあります。選ぶほうは大変でしょうが、日本男子バレーボール界の未来は明るいですね」
(後編:VNL日本ラウンドの「一番の山場」となる試合は? 代表復帰の西田有志は「漫画の主人公みたい」>>)
【プロフィール】
清水邦広(しみず・くにひろ)
所属:大阪ブルテオン
1986年8月11日生まれ、福井県出身。身長192cm、オポジット。福井工大福井高校時代に春高バレーに出場するなど活躍。東海大学在学中の2007年に日本代表に選出され、翌年の北京五輪に出場した。2009年にパナソニックパンサーズ(現・大阪ブルテオン)に入団後、多くの個人タイトルを獲得するなど、チームを何度も優勝に導いてきた。2021年には東京五輪に出場し、日本代表のベスト8進出に貢献した。2025-26シーズン限りで現役を引退し、大阪ブルテオンのコーチングスタッフに就任した。
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