【女子バレー】石川真佑のラストピース「ブロック」が炸裂 イタリアで学んだ「コースを限定させる」テクニック (2ページ目)
【チームメイトも絶賛のブロック】
石川はこう語る。
「ブロックに関して、個人的にはどちらかといえば『止める』というよりも、相手のアタックが抜けるコースを『限定させる』ことが大事になってくると考えています。
自分のブロックの上から打たれるボールはたくさんありますし、そこは自分がどうすることもできません。上を抜かれたら、次に切り替えなければならない。
ですが、脇のボールや自分の腕の間を抜かれているケースに関しては、ブロッカーとしての個々の責任だと思いますから。その精度とブロックへの意識は高く持って、取り組んでいきたいです」
実は石川にとって、ブロックは「最後のピース」だった。
その名が全国区となった中学・高校時代から、すでにコース幅の広いアタックには定評があり、さらに高校時代のトレーニングによって打球の威力は上がった。だが、対照的にサーブの精度が低く、ボールが「とんでもないところに飛んでいく」ことを本人も自覚していた。
やがて東レアローズ(当時)に高卒で入団後、サーブは一気に改善されて効果的な武器となる。またアウトサイドヒッターとしてレシーブのレベルアップは当然として、その頃に「最後はブロックを習得したい」と口にしていた。
果たして海外に渡り、クラブシーズンを通して世界の高さと対峙。ブロックの上から打たれるという「どうすることもできない」現実と直面したことは、幾度となくあったであろうと想像できる。それでもブロックに関して、精度や意識を高めることはできた。タイ戦で石川のブロックシャットをすぐ隣でアシストした山田は、このように証言する。
「跳び方はもちろん、お互いにプレーの前後で『ここは抜かす』『ここは止めよう』と話しています。
たとえば、クロス方向に打つことが多いアタッカーが前にいる場合は、私から(石川へ)『右手をもうひとつ分、残してくれたら、こっちもブロックが合わせやすい』と伝えると、しっかりと手を残すように対応してくれるプレーヤーでもあります。
それぞれが責任を持ってカバーする部分に加えて、柔軟にいろんな形を組み合わせたブロックを敷けます。とても合わせやすいですね」
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