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【女子バレー】VNL日本ラウンドを前に、荒木絵里香が指摘する日本代表の課題 強化ポイントの「ブロック」で大事なこととは? (3ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【日本ラウンドで注目の試合】

――ネーションズリーグ日本ラウンドは、ブラジル戦(7月8日)にはじまり、タイ戦(同9日)、トルコ戦(同11日)、ポーランド戦(同12日)と、強豪国との対戦が続きます。注目している試合はありますか?

「どの試合も大変だと思いますが、まずは最初のブラジル戦。ブラジルとの対戦はいつももつれる展開になります。今回はエースのガビ(ガブリエラ・ギマラエス)選手がいませんが、それでもブラジル代表は力のある選手が揃っています。日本は2連敗して日本ラウンドを迎えるだけに、この試合で立て直してリズムをつかんでもらいたいです」

――現時点での日本の実力を測るのに最適な対戦相手はどの国でしょう?

「トルコはヨーロッパならではの高さがあるチームですし、その相手に対していかに理想的な試合運びができるか注目したいです。超攻撃型のトルコにストレスをかける展開を作れるのか。ハードな試合になると思いますが、日本が自分たちのバレーができれば勝てると思いますし、とても楽しみです」

――男女ともにバレーボール界が盛り上がっている今、ネーションズリーグを戦っている女子日本代表への期待をあらためてお聞かせください。

「今年は、2028年のロサンゼルス五輪の切符がかかったアジア選手権が最大のターゲットになります。そこに向けてチームとして強くなっていくために、ネーションズリーグはどの試合も大事です。

 選手たちも集中して試合に臨んでいますし、ラリーに持ち込んで粘り強く、全員で何度も攻めていく戦い方は日本バレーの強さそのものであり、魅力といえるでしょう。それが存分に発揮されれば、見ている側も楽しめますし、勝利に近づくはず。私も試合の解説で会場に足を運びますから、期待して彼女たちの戦いを見たいと思います」

【プロフィール】

荒木絵里香(あらき・えりか)

1984年8月3日生まれ、岡山県倉敷市出身。身長186cmのミドルブロッカーとして長年にわたり日本代表を支え、4度のオリンピック出場を果たした。
成徳学園高校(現・下北沢成徳)で高校三冠を達成。2003年に東レアローズに入団。2006年頃から日本代表でレギュラーを獲得し、2008年北京五輪に初出場。2012年ロンドン五輪では、主将として日本女子28年ぶりの銅メダル獲得に貢献した。出産後に現役復帰を果たし、2021年東京五輪まで第一線で活躍。引退後はトヨタ車体クインシーズ(現・アリーザ愛知)のスタッフとしてチーム運営に携わり、現在はSVリーグ、日本バレーボール協会の理事も務める。

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著者プロフィール

  • 坂口功将

    坂口功将 (さかぐち・こうすけ)

    1988年生まれ。兵庫県出身。関西学院大学時代に「スポーツを取材する」ことの虜になり、不動産会社を経て2016年春から日本文化出版(株)「月刊バレーボール」編集部で勤務。2023年末に独立し、バレーボールを中心に取材・執筆活動を行なう。小学生から大学生、国内外のクラブリーグにナショナルチームと幅広いカテゴリーを扱うほか、バレーボール関連の配信番組への出演やイタリア・セリエAの解説も務める。

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