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【女子バレー】VNL日本ラウンドを前に、荒木絵里香が指摘する日本代表の課題 強化ポイントの「ブロック」で大事なこととは? (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【攻守で見えた課題】

――ここまでの8試合を振り返って、ブロックを含めて今の日本の戦い方がはっきりと出た試合を挙げるとしたら?

「セルビア戦(6月17日/フルセットの末に勝利)は、相手に強力なミドルブロッカーがいても相手に流れをつかませないように、ブロックとレシーブの関係性を構築して対応した試合でした。サーブやブロックディフェンスで相手にプレッシャーをかけて、長いラリーを制し、フルセットになっても最後に取りきる。それが日本のひとつのスタイルであり、勝ち方になっていくのではないでしょうか」

――一方で、直近のイタリア戦(6月21日)はストレート負けを喫しました。

「負けたことは残念ではありましたが、ポジティブに捉えるのであれば、この時点で課題のひとつが明確になり、その対策を考えられる機会になったと思います。エカテリーナ・アントロポヴァ選手のパワーサーブと、ほかの選手のショートサーブがかなり効果的で、日本はアタックの動線がかなり制限され、思うような攻撃ができませんでした。サーブとブロックディフェンスでこちらがコントロールされてしまった。選手たちは『あのような展開を、逆に日本が作っていかなければならない』と強く実感したと思います」

――そのほかの部分で、課題はありますか?

「サイドアタッカー3人(石川真佑、佐藤淑乃、和田由紀子)の決定力が高く、得点配分が多いわけですが、どうしてもサイドの攻撃1枚に頼りきってしまうシチュエーションが見受けられます。そこで決めきってくれるので、結果的に『よかった』と言えますが、それを続けるのは大変ですし、試合を勝ちきるうえではやはり全員で攻めていかなければなりません。

 彼女たちが決めきることはもちろん大事ですが、とはいえトルコ代表のメリッサ・バルガス選手(※)のような圧倒的な存在ではありませんからね(笑)。ミドルブロッカーの攻撃参加やバックアタックなど、選択肢をいかに多く作れるかが大事になってきます」

(※)身長194cm、最高到達点326㎝を誇るキューバ出身のアタッカー。世界屈指のスコアラーとして国際大会でも活躍。

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