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【男子バレー】水町泰杜「二刀流の3年目」相棒・黒澤孝太と立てた誓い 「日本では敵なしのペアになりたい」 (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【世界トップレベルの速いテンポ】

 そうして黒澤とともに始まった2026年のビーチバレーシーズン。さっそく公認大会の第34・35回WaveR杯(兵庫・明石)を制すると、ジャパンツアー2026では第1戦名古屋大会、第2戦グランドスラム・グランフロント大阪大会で連勝を飾る。なお第1戦名古屋大会の成績によって、今秋に日本で開催される「第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)」の日本代表に内定した。

 ペアを組んでシーズンを戦うこと。そこに水町は、これまでと違う感覚を覚えた。

「ペアとの戦い方を焦ることなく構築できるのは新鮮です。それにアジア競技大会の切符を獲れたので、そこに向けて数カ月をかけてペアを磨けるわけですから。そのことへの面白さを感じています。どれくらい自分たちがいけるんだろうって」

 連勝を収めたジャパンツアーでは、このペアならではの強みが存分に発揮された。それはインドアでも水町と黒澤の持ち味だった決定力の高いアタックを縦横無尽に仕掛けていくもので、ジャパンツアーの2戦とも決勝を戦った石島雄介(ゴッツfamilyクラブ)が「今の世界のビーチバレー界のトップレベルで見られるような、速いテンポのスタイル」と評するほどだった。

 加えて、アタッカーとしてふたりが備える素質は、試合中の至るところで垣間見えた。

「3本目(アタック)を得点につなげる能力がふたりとも高いですから、2本目(トス)がある程度乱れたとしてもなんとかなるのは、戦ううえでも大きいと感じています」(水町)

 たとえば第1戦名古屋大会では、ラリー中に水町が2本目──つまりトスを、ジャンプしながらアンダーで上げる場面があった。それも自身の後方へ上げたボールに対して、黒澤がそこへ回り込んで決めたのである。

「あれは本当にうまくいきました。孝太も決めてから、『え!?』みたいな表情を浮かべていましたからね。でも、海外のペアを見ていると、そういうプレーもよくやっているんです」

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