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【男子バレー】越川優「3年以上ぶり」のコートで弱音連発 浮かんだ言葉は「なんでユニフォームを着ているんだ?」 (2ページ目)

  • 坂口功将●取材・文 text by Kosuke Sakaguchi

【モンゴルのレベルはどれほど?】

「練習ゲームでプレーしたとはいえ、いざシーズンが始まって、自分がどれほどできるかは不安でした。自分の成績うんぬんよりも、コートに立つ以上はチームが勝つために、自分が何をしなければいけないかを一番に考えていましたから。どちらかといえば、ワクワクした気持ちよりも、不安のほうが大きかったかもしれないです」

 想定もしていなかった"現役復帰"を、越川はそう振り返った。とはいえ、本業はあくまでもコーチである。プレーができない間はベンチに座り、チームを支えた。

「監督が元モンゴル代表で、2、3年ほど前まで現役選手だった若い方でした。とても勉強家で、熱心にバレーボールと向き合っていました。僕自身はコーチとして、練習メニューの提案や相談に関して、まずは監督へ伝えることを心がけていましたし、できそうなことはどんどんやっていきました」

 そもそも、モンゴルのレベルはどれほどのものだったのか。越川は言う。

「正直な感想で言えば、バレーボールを『何も知らない』でしょうか。ただただサーブを打って、飛んできたボールをレシーブして、トスを上げて、アタッカーが打つ。ディフェンスのシステムに関しても、アタックされた場所にレシーバーがいればボールは上がるけれど......という具合でした。

 ただ、チームのメンバーの半分以上が学生たちで、バレーボールのレベルはそれほど高くはないけれど、知識がないぶん、みんな積極的に指示やアドバイスを受け入れてくれましたね。本当に日本で学生たちに教えているような感覚に近かったです」

 チームに合流した当初は、日本語が話せる通訳もいた。だが、その通訳がバレーボールをまったく知らなかった事情もあり、越川は英語を使って監督やスタッフたちとコミュニケーションを取ることになった。

 モンゴル語を理解するのは困難だが、バレーボールに関する内容は英語を使うことで、メンバーたちと向き合った。時には「こちらの言っていることがわからなければ、『わからない』と素直に言っていいよ」とうながし、ディフェンスのシステムなどバレーボールをコーチングしていく。

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