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【女子バレー】松井珠己は米No.1セッターを手本に成長を実感 パリ五輪は落選も、ロス大会には「出たいです‼」 (3ページ目)

  • 坂口功将●取材・文・撮影 text & photo by Sakaguchi Kosuke

【ロス五輪に向けて「最初からアピールしていきたい」】

――五輪に関しては、2023年のパリ五輪予選に出場しましたが、本戦ではメンバーから落選しました。

「振り返ると、昨年(2024年)の代表はほぼメンバーも固まっていて、その前年までのアピールが足りていませんでした。選ばれなかったことは素直に自分の力不足です。ですから、『悔しくて立ち直れない』ほどではなくて、自分のアピールポイントや強みを明確に身につけなければと感じました。ここからロス五輪に向け、新たな日本代表を作っていくなかで、最初からアピールしていきたいです」

――あらためて、ロス五輪への思いを聞かせていただけますか?

「出たいですね!! まだまだ体も元気ですから。それにアメリカに来て、五輪に出た選手はとても評価されていると感じました。この『LOVB』でもアメリカ代表の、それもメダリストがリーグの看板を担っています。単純に"オリンピック選手=すごい"というわけではないと思いますが......。ともあれ、私はアピールをしながら一年一年を積み重ねるだけだと考えています」

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【プロフィール】

松井珠己(まつい・たまき)

1998年1月10日生まれ、千葉県出身。ソルトレイク(アメリカ)所属。身長170cm。セッター。日本女子体育大学時代からアンダーエイジカテゴリー日本代表として主力を担い、2019年の第30回ユニバーシアード競技大会では銅メダル獲得に貢献した。卒業後はデンソーエアリービーズで3季を過ごしたのち、2023/24シーズンはブラジルでプレー。経験を積み重ねる。

【写真】米バレーリーグ「LOVB」で奮闘する女子日本人選手たち

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