「体の一部を撮られているんじゃないか」モデルにも挑戦するバレー選手・賀谷明日光が語る性的撮影の不安と別の「悩ましい問題」 (3ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • 松永光希●撮影 photo by Matsunaga Koki

――今後は賀谷さんのプレー以外の部分にも注目ですね。今年1月、東京都実業団バレーボール連盟に所属する東京スリジエを退団し、2023-2024シーズンからVリーグに参入(2部)するカノアラウレアーズ福岡に入団しました。その経緯と意気込みを教えてください。

賀谷 Vリーグとは違うカテゴリーのスリジエでプレーしたことで多くのことを学び、「もう一度バレーに専念して、限界まで頑張ってみたい。後悔はしたくない」と思うようになりました。27歳という年齢を考えても、もう一度Vリーグに挑戦するならこのタイミングしかないと。

そんな私の気持ちを汲み取って入団させていただけることになり、監督やチーム関係者、選手のみなさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。プレー面はもちろんですが、今の私にできることは惜しまずに貢献したいと思っています。

――すでにチームに合流していると思いますが、チームの雰囲気、練習の様子などはいかがですか?

賀谷 覚悟を決めて福岡にきましたが、自分の力不足を身に染みて感じる毎日です。選手たちは意識が高く、常にバレーに打ち込む準備が整っている。私も心技体の自己管理のレベルを高めて、1日も早く追いつき、追い越せるように努力していきます。

悔しさもありますが、チームメイトに刺激をもらうことで「頑張ろう」と思えます。自分次第で成長できる環境に感謝して、どんな時も自分にベクトルを向け行動していけるようにします。

これからいろんなことがあると思いますが、チームメイトと助け合っていきたいです。そしてバレーボールを広め、多くの方に元気や勇気を与えられるように頑張っていくので、応援よろしくお願いします!

【プロフィール】
賀谷明日光(がや あすみ)

1995年11月16日生まれ。茨城県ひたちなか市出身。土浦日大高校から東京女子体育大学に進学。卒業後はV2(Vリーグ2部)のGSS東京サンビームズに入団し、可憐な容姿とコート内での闘志溢れるプレーで人気を博す。2021-22シーズンをもって同チームを退団後、千代田区を拠点にする東京スリジエにて主将を務めた。2023年2月に同チームを退団し、同4月にカノアラウレアーズ福岡に入団した。身長174cm。ポジションはミドルブロッカー。父は元プロサッカー選手の賀谷英司氏。

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る