セリエAで自信を得た西田有志。「日本ぽくないバレーにも挑戦する必要がある」と代表チームのけん引役に名乗り (4ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari
  • photo by Italy Photo Press/アフロ

 具体的には、高さ、速さ、パワーなどトータルで"日本ぽくない"バレーにも挑戦する必要があると思っています。『そこで海外チームと張り合っても......』という意見はあるでしょうが、現段階で"日本バレー"だけでは強豪国には勝つことが厳しいわけですから。何を変えるのか、という点は、海外で長く指導をしていた(フィリップ・)ブラン監督の意見をどんどん取り入れていきたいですね。海外バレーのよさを、日本人選手でも表現できるように、僕もイタリアでの経験を少しでも還元していきたいです」

 ネーションズリーグの後には、世界選手権も控えている。目指すは、29年ぶりに決勝トーナメントに進出した東京五輪でのベスト8よりもさらに上だ。

「それがパリ五輪にもつながっていくと思うので」

 イタリアで逞しさを増したエースが、2年後に向けて日本代表をけん引する。

(連載5を読む:男子バレー日本代表の進化。パリ五輪予選に向けて「どのメンバーが出ても結果が出せる」>>)

■西田有志 YouTube公式チャンネル
『YUJI NISHIDA CHANNEL』
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