バレーの髙橋藍が明かす「たつらん」コンビ・大塚達宣との秘話。「自分が見えていないところに気づくことができた」 (4ページ目)

  • 中西美雁●取材・文 text by Nakanishi Mikari

 最年少の選手としてプレーした日本代表とは違い、チームを牽引する役割も求められる。日体大の山本健之監督からも、代表で学んだことをチームに伝えることを期待されており、「チームのレベルを上げられるように、できるだけ経験をフィードバックしたい」と語った。

 髙橋はコンディション調整のためにしばらく試合に出ていなかったが、秋季関東大学リーグ(1部)の準決勝と決勝には出場。10月31日の決勝戦では、大塚を擁する早稲田大を退け、14季ぶりのリーグ優勝を日体大にもたらした。

 その結果について髙橋は、「優勝できたことは自信にしていいと思います。ただ、あくまで通過点のひとつ。この先も勝ち続けていくために、さらに進化した、新しい日体大バレーを生み出していくことに焦点を当てて練習をしていきます」と、さらなる高みを目指して全日本インカレの戦いに臨む。

 大学ナンバーワンの選手、日本代表を背負う選手になるために。髙橋の挑戦は続く。

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