初書籍が話題の男子バレー西田有志。新天地イタリアでもファンのために「発信を続けていく」

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari

スーパーエース・西田有志 
がむしゃらバレーボールLIFE 特別編

 東京五輪で活躍し、男子バレー日本代表の29年ぶりとなるベスト8進出に貢献した西田有志。ケガの影響もあって9月12日からのアジア選手権には出場しないが、移籍先であるイタリア・セリエAのビーボ・ヴァレンティアでさらなる飛躍を目指す。9月7日には、新天地イタリアに着いたことをSNSで報告した。

 そんな西田のバレー人生と現在の活動について、スポルティーバでは2020年6月から連載『がむしゃらバレーボールLIFE』をスタート。西田本人や周囲のインタビューによる記事が大きな反響を呼び、今年7月に書籍『エースの翔道』(集英社)となって発売された。(注:書籍化に伴い、現在は連載を読むことができなくなっています)

 書籍化にあたり、あらためて両親や、元同僚になったジェイテクトSTINGSのチームメイトたち、代表セッター・関田誠大のインタビューを実施。清水邦広や柳田将洋との対談も話題になり、重版が決定した。今回はそれを記念して、自身の初書籍に関することのほか、これまで積極的に行なってきたSNSやYouTubeでの発信についての今後なども聞いた。

初書籍『エースの翔道』の重版が決定した西田有志(写真:株式会社 FIELD OF DREAMS)初書籍『エースの翔道』の重版が決定した西田有志(写真:株式会社 FIELD OF DREAMS)この記事に関連する写真を見る***

――まずは初書籍の『エースの翔道』、重版おめでとうございます!

「ありがとうございます。といっても、最初に聞いた時は重版の意味がよくわからなかったんですが......いいことなんですよね(笑)?」

――本が増刷されるということですから、多くの方に読まれているということですね。

「ファンのみなさんが手に取ってくださったおかげですね。素直にうれしいですし、あらためてみなさんに感謝を伝えたいです」

――自身のSNSで書籍を紹介した際は、たくさんのファンから反応があったようですね。

「びっくりしましたよ。『すでに読みました!』と言ってくださる方もいましたし、そこで『本が出てたの?』と知ってくださった方もいましたね。今回のこと(重版)を機に、さらに多くの方の目に留まってくれたらと思います」

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