2020.11.05

「やられた感じはなかった」
坂口佳穂がトップペア相手に確かな手応え

  • 小崎仁久●文 text by Kosaki Yoshihisa
  • 松永和章●撮影 photo by Matsunaga Kazuaki

 さまざまなスポーツイベントが徐々に再開され始め、ビーチバレーボール界もその流れに追随。国内トップツアーの『マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2020』が1大会のみ、縮小開催ながらようやく開幕にこぎつけた。

 今シーズン唯一の国内公式戦となる『立川立飛大会』は10月31日、11月1日の日程で、東京都・タチヒビーチにて行なわれた。人数制限はあったものの、有観客で行なわれた大会には男女各8チームが出場。シングルトーナメントで覇権が争われた。

今季国内ツアーで唯一開催された立川立飛大会に出場した坂口佳穂 大事な一戦を前にして「優勝したい」と意気込む坂口佳穂(24歳/マイナビ)と村上礼華(23歳/ダイキアクシス)のペアは第8シード。1回戦の相手は第1シードの強豪、石井美樹(30歳)&村上めぐみ(35歳)だった。

 9月のビーチバレー千葉市長杯(1セットマッチで行なわれた下部カテゴリーの大会)でも対戦し苦杯をなめている難敵だが、来春行なわれる予定の五輪予選『東京2020ビーチバレーボール日本代表チーム決定戦』(開催国枠男女各1チームを争う)を見据えると、どうしても乗り越えておきたい相手である。

 強力なサーブ、緻密なディフェンスと攻守に隙のない女王ペアを相手に、坂口は「攻め続けないと勝つことはできない」と話してゲームに入った。しかし、村上めぐみの変化の大きいサーブ、ショット(軟打)で的確にボールを落としてくる攻撃に、出鼻をくじかれてしまう。2-6と序盤から差をつけられ、早々にタイムアウトを取らざるを得なくなった。