木村沙織を継ぐエースへ。東レ1年目の
黒後愛が皇后杯で打ちまくる! (3ページ目)
また、初めての出場となる天皇杯・皇后杯のファイナルラウンドについては、「高校生の時は予選には出たんですけど、ファイナルラウンドには進めなかったんです。この大会は高校生から社会人まで幅広い年齢の選手が出るので、すごく楽しみにしていました。今日は自分が納得できるプレーがあまりできなかったので、準決勝からはチームにプラスになるプレーや動きができるように頑張ります」と、さらなる奮起を誓った。
名門・下北沢成徳のエースとして春高連覇を達成し、全日本や東レのエースとして君臨してきた木村沙織の後継者として注目を集めている黒後。社会人1年目ながらVリーグでは全試合でスタメン出場を果たしているが、高校時代との「速さ」の違いに苦戦中だという。
「自分たちの攻撃では、もともと速いトスが苦手なわけではなかったんですけど、速いトスの中でも高さを出したり、セッターと合わせないといけなかったりする場面がいっぱいあるので、工夫できることはないかと模索しているところです。相手の攻撃への対応も、コンマ何秒か遅れるだけで変わってくる世界です。ディグ(スパイクレシーブ)をきっちり上げるための動きや位置取り、その前のブロックも含めて、もっと考えて動かないといけないと思っています」
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