ビーチバレー坂口佳穂、目標かなわず涙。「それでも、私はめげない」 (4ページ目)
着実に成長している坂口＆鈴木ペアだが...... ただ一方で、いまだ目標は達成されていないという現実がある。その現状に、坂口が満足することはない。
「試合中になかなか切り替えができないのは、メンタル的なことがあるのは確か。でも、自信を持ってやれるプレーがまだ身につけられていない、ということもあると思います。とにかく、結果を出せていないというのが今の実力。それを受け止めないといけないけど、それでもめげずにやっていく」
坂口は目に涙を浮かべながら、そう言って口を真一文字に結んだ。その負けん気がある限り、もう少し時間はかかるかもしれないが、目標を達成する日は必ず訪れるだろう。
そもそも、経験がものを言うビーチバレーボールにおいて、坂口と鈴木のふたりが打ったアタックの本数、受けたレシーブの本数は、まだまだトップレベルの選手たちにはとても及ばない。ふたりは、技術面においても、精神面においても、ビーチの奥深さを今、学んでいる最中と言える。その成果が実を結ぶ瞬間を、じっくりと待ちたいと思う。
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