次戦は五輪連覇のブラジル。
日本女子バレーに王者を上回る武器はある? (2ページ目)
――韓国戦に引き続き、ピンチサーバーで入った迫田さおりも好サーブで連続得点につなげました。
「自分の役割を意識して一本一本を打っています。『自分の役割はサーブだ』ということをよくわかって(コートに)入っているんだなというのを感じますし、サーブで崩した後のディグ(スパイクレシーブ)でも素晴らしいものがありました。迫田のサーブの時に6連続得点していますが、あそこで突き放していなかったらシーソーゲームにもつれ込んだかもしれないので、彼女の活躍は大きかったですね」
――2セット目はセッターの田代佳奈美が宮下に代わって入って、流れが変わりました。
「田代のトス回しもすごくよかった。そこまでカメルーンのブロックが多かったのですが、田代が入ってから被ブロックが減った。相手ブロックを引きつけるトス回しができていました。ギリギリまでどこに上げるかわからないようにしてから、スピードのあるトスを上げることで、カメルーンのブロックを1枚や1枚半にしていました。
韓国戦では攻撃が1枚に絞られてしまい、相手ブロックが揃ってしまっていたのが、バックアタックのスピードも速くなったため、2枚、3枚の攻撃がどこから来るかわからない本来の形を作り出せていた。眞鍋(政義)監督の采配が的中したと感じました」
2 / 4