2016.08.12

女王ブラジルに完敗。次のロシア戦、
「4つの世界一」の先に勝利が見える

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  photo by AFLO

 リオ五輪バレーボール、全日本女子は11日、五輪連覇中の地元ブラジルと対戦し、0-3のストレートで敗れて、成績を1勝2敗とした。

 前の2戦に引き続き、試合後、元全日本の杉山祥子さんに振り返ってもらった。


photo by Ishiyama Shinji【profile】
杉山祥子(すぎやま・さちこ)
全日本のミドルブロッカーとして、アテネ五輪・北京五輪に出場。グランドチャンピオンズカップでは銅メダルを獲得。Vリーグで7度のベスト6をはじめ、ブロック賞3度、スパイク賞、敢闘賞のキャリアを誇る。スピードのある多彩な攻撃と固いブロック力に定評があった。2013年引退後は各メディアで解説をしている。


ブラジルの攻撃をブロックする迫田さおりと島村春世

――相手が五輪王者といえ、ストレート負け。厳しい戦いでした。

「予想はしていましたが、やはり厳しかったですね。第1セットの入りは8-4と差をつけて、理想的だったのですが、その後じりじりと追いつかれてしまいました。中盤の14-13から、サーブミスした後に、スパイクミスがあったりと、自分たちのミスで相手に追いつかれてしまい、さらに連続失点。(フェルナンダ・)ガライ(・ロドリゲス)にブロックされたのもききました。

  気になったのはチャンスボールの返球ミス。この前の試合でも何度か見られましたけど、直接の失点にはなっていなくても、返球が長かったり短かったりで、本当だったらAパス(セッターが動かずトスが上げられる位置へのパス)からコンビを組み立てなければいけないのが、仕掛けられずに『もったいないな』と思いました。チャンスボールは絶対にセッターにいい球を返さないといけません」