2016.08.14

ロシアに敗れ、崖っぷちの女子バレー。
予選突破のカギは迫田さおり

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari  photo by JMPA

 リオ五輪女子バレーボールは12日(日本時間13日)、ロシアと対戦して、0-3のストレートで敗れた。これで1勝3敗となり、予選突破は14日のグループ予選最終戦に持ち越された。

 今回も元全日本で、現在は解説者の杉山祥子さんに話を伺った。

photo by Ishiyama Shinji【profile】
杉山祥子(すぎやま・さちこ)
全日本のミドルブロッカーとして、アテネ五輪・北京五輪に出場。グランドチャンピオンズカップでは銅メダルを獲得。Vリーグで7度のベスト6をはじめ、ブロック賞3度、スパイク賞、敢闘賞のキャリアを誇る。スピードのある多彩な攻撃と固いブロック力に定評があった。2013年引退後は各メディアで解説をしている。

ロシア戦でも途中出場し、チームを牽引した迫田さおり(左)──スタートから、田代佳奈美選手が司令塔として、そしてパスヒッター(レセプションをして攻撃もするポジション)は石井優希選手ではなく、鍋谷友理枝選手がスターティングメンバーでした。

「前回の試合で、石井がサーブレシーブを狙われて乱されたというところで鍋谷のスタートになったと思います。この試合に限らず、思った通りの総力戦になりましたね」

――1セット目は14-25。ちょっと歯が立たない感じでした。

「そうですね。でも、ロシアのトスが高い分、ブロックはしっかり3枚つけていたのはよかったと思います。ブロックの得点もあったし、ワンタッチでそこから切り返すことができていたのはよかった。

 ただ、1セットの中で5連続失点が2回もあるんです。ロシアの13~17点、18点~22点まで。ここまでの試合もそうですけど、勝負どころで連続失点、なかなかサイドアウトが取れなくて離されるという場面が見られます。それではなかなかセットをものにできません」