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【女子バレー】元全日本リベロ佐野優子が語る「リオでメダル」の可能性 (3ページ目)

  • 中西美雁●文 text by Nakanishi Mikari
  • 村上庄吾●写真 photo by Murakami Shogo

「やはり古賀紗理那(NEC)が注目株でしょう。高校生の時からすごい選手だと見ていたんですけど、社会人になって、Vリーグの決勝でもそうでしたし、今年の全日本を見ても、世界と戦える応用力のある選手です。この大会でも大きく伸びてくれるでしょう。すごく高い目標を持っているので、それをずっと持ち続けてほしいです。
 あとは長岡望悠(みゆ/久光製薬)がコンスタントに得点できるとチームがラクになりますね。でも、まずはチームとしてまとまること。ロンドンの時とはメンバーが半分以上違いますけど、その時にはなかった良さもあると思うので、それを武器に戦ってほしい。今の全日本のメンバーの中で一番引っ張れるのがやっぱり(木村)沙織(東レ)。若い選手の面倒見もいいですし、何でも言い合える仲なんじゃないかなと思います」

 ライバル国にも目を向けてみる。このワールドカップで出場権を争うと思われるのは、昨年、世界選手権で3大大会初の優勝を遂げたアメリカ(ランキング1位)と、同大会銀メダルの中国(ランキング3位)だ。

「アメリカは速い攻撃を取り入れたり、守備もよくなったり、どんどん進化を遂げているチーム。昨年は、世界選手権にピークを持ってこられたことがすごいなと思います。ピーキングはとても大切なことですから。今大会、セルビアに負けたのが少し意外でしたが、盛り返してくるでしょう。
 中国には本当にいい選手が揃っていますよね。どんどん若い選手が出てきて、その選手が活躍して、というのが毎年繰り返される。なかなか羨ましいです」

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