【女子バレー】元全日本リベロ佐野優子が語る「リオでメダル」の可能性 (4ページ目)
眞鍋監督は当然リオ五輪のことを頭に入れながら、いま戦っているだろう。ワールドカップはここまで3勝1敗できたが、アメリカ戦と中国戦が控えているので、これからも負けられない戦いが続く。前回までは3位までが五輪出場権を獲得することができたが、前大会で日本は4位に終わった。厳しさは増している。
「ここで出場権を獲得できる可能性は……五分五分でしょうか。大変ですけど、今の全日本には伸びシロがあるし、大いに期待しています」
ワールドカップで3位以下でもリオ五輪出場が閉ざされるわけではなく、来年の最終予選で出場権を得る可能性は残る。ただ、目標が「五輪でメダル」となれば、今大会である程度の手応えをつかまないかぎり、それは視界に入ってこないだろう。ワールドカップの熱い戦いを注視したい。
【profile】
佐野優子(さの・ゆうこ)
1979年7月26日、大阪府生まれ。京都府立北嵯峨高卒業後、ユニチカに入社。2000年チームごと東レに移籍。2002年に全日本に初選出。2004年RCカンヌ(フランス)移籍後は、久光製薬、イトゥサチ(アゼルバイジャン)、ガラタサライ(トルコ)、 ボレロ・チューリヒ(スイス)、デンソーと世界各国でプレー。今年の5月現役引退を表明。国際大会では、2010年世界選手権、2012年ロンドン五輪の銅メダル獲得に貢献。また、2014年ワールドグランプリでは、リベロでMVP獲得という快挙を成し遂げている
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