【女子バレー】元全日本リベロ佐野優子が語る「リオでメダル」の可能性
8月特集 リオ五輪まで1年、メダル候補の現在地(10)
8月22日に開幕した、ワールドカップバレー。上位2チームはリオ五輪への出場権を獲得するこの大会は五輪に向け、チームの完成度を測るいい機会でもある。2012年のロンドン五輪で28年ぶりの銅メダルを獲得した女子バレーボールは、それ以上の成績をという期待がかかる。ロンドンでは不動のリベロとして活躍し、昨年まで全日本に招集されていた佐野優子氏に、メダルを獲得できた理由、そしてリオへの展望を聞いた。
現役引退を発表して早3ヶ月。佐野優子氏は ゲスト解説者として、試合会場を訪れた
「(初めて出場した2008年北京五輪とは)メダルを獲るという意識、準備がまったく違っていました。北京が終わって次の全日本がスタートしたときから、ロンドン五輪では必ずメダルを獲るという目標がチームに浸透していました。それ以前も『メダルを獲りたい』という気持ちはあったのですが、大きな大会でそこまでいい成績を残せていなかったこともあって、それ以前のところに意識がいってしまっていたんですね」
まずはチーム全員に意識付けがなされていることが大事であり、加えて、念入りな準備が必要であることを佐野氏は強調する。
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