【父の日】錦織圭は5歳の時、父の海外土産で世界への扉を開けた 親となり今度は我が子へ (3ページ目)
錦織が、父親から「ジュニア用ラケット」という世界への扉を開くカギを手渡されたのは、彼が5歳の時だった。A君は、現在3歳。錦織が世界各地から持ち帰るお土産のなかから、運命的な出会いを果たすのは、まだしばらく先だろうか。
周囲から聞こえる話によると、とても利発で好奇心旺盛な子だという。いずれは父親がコート上で戦う「カッコいい姿」を目に焼きつけ、父がさまざまな土地から持ち帰るお土産やプレゼントを受け取り、やがてそのなかから、大好きな何かをしっかり握りしめるだろう。
著者プロフィール
内田 暁 (うちだ・あかつき)
編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。2008年頃からテニスを追いはじめ、年の半分ほどは海外取材。著書に『錦織圭 リターンゲーム』(学研プラス)、『勝てる脳、負ける脳』(集英社)など。
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