大坂なおみ、全豪3回戦敗退で世界ランキング急落。今後の成長へ学びになるナダルの言葉 (3ページ目)
ナダルが自らへの教訓として語ったことは、24歳になった大坂の心の琴線に触れるようなことばかりに思える。グランドスラム20勝を誇るナダルのような偉大なチャンピオンから学べることがたくさんある。
大坂は、昨年全豪オープンで獲得した2000ポイントのうち、1870点を守ることができず、今大会終了後にWTAランキングがトップ50圏外となり、おそらく90位ぐらいまで急落することになる。もともと出場する大会数を絞る傾向があったうえに、昨シーズンはメンタルヘルスの問題で満足に試合をこなせなかったことも影響している。
「自分のランキングは気にしないわ」と言う大坂は、まさに出直しという形になった。
厳しい時こそ笑える自分であるべきで、そういう状況が自分をよりタフに、そしてより強くしてくれると大坂は信じているが、その信念を今こそ貫く時であり、彼女の真価が問われていくことにもなる。
「次にプレーするどんな大会でも、本当にポジティブに臨めると思う」
大坂のこの言葉を信じながら、彼女がテニスを楽しみつつ再びトップへ這い上がっていくのを心待ちにしたい。
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