錦織圭VSフェデラー戦。「待たないことが重要」で速い展開になる (4ページ目)

  • 神 仁司●文・写真 text&photo by ko Hitoshi

 実は、錦織がグランドスラムデビューを果たした2008年ウインブルドンで、1回戦を突破できれば、2回戦でフェデラーと当たるはずだったが、あの時は錦織が1回戦で途中棄権をしてしまったため実現しなかった。

 11年という長い年月を経て、"テニスの聖地"で実現する2人の試合は、おそらくウインブルドンのセンターコートで行なわれることが予想される。センターコートは、フェデラーの庭と言っていいほど慣れた場所で、センターコートでのプレーが5回目になる錦織よりはるかにフェデラーの実績と経験が勝る。

「ロジャーは、スーパータフです。とりわけグラスでは。圭は自分の高いレベルを保ちながらいいプレーができるといいね」とボッティーニコーチは語り、錦織は「向かっていくだけなので、自分の力を出し切れたらなと思います」と挑戦者の姿勢で、フェデラーとの大一番に臨む。

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