2019.01.24

大坂なおみ快進撃の要因は、
伊達公子氏も目を見張るピーキング力

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo by Ko Hitoshi

試合を重ねるごとに強さを増していく大坂なおみ 全豪オープン準々決勝で、第4シードの大坂なおみ(WTAランキング4位、1月14日づけ/以下同)は、第6シードのエリナ・スビトリナ(5位、ウクライナ)を6-4、6-1で破り、メルボルンで初の準決勝進出を決めた。

「ここ(準決勝)に来られてうれしいです。でも、同時にこの調子を続けていきたいです。まだ勝たなければいけない試合がありますからね。前を見続けていきたいですし、まったく満足していません」

 日本女子選手による全豪シングルスベスト4は、1994年の伊達公子さん以来25年ぶりとなり、この快挙を元世界4位の伊達さんは次のように語った。

「もちろん彼女にとってもいいことですし、日本テニス界にとってすごくいいことだと思う。USオープンの優勝の後、プレッシャーのかかっている場面で勝っていくことは、簡単なことではないし、実力をしっかり上げてきている証拠」

 スビトリナとの準々決勝での第1セットでは、前半はサービスキープが続いたが、第6ゲームから後半はブレーク合戦が続いた。

「スビトリナは、すべてのボールを打ち返して来て、ミスを本当にしない」と大坂が語るように、スビトリナのフットワークがよく、素早くポジションに入って大坂のボールを打ち返した。

 一方大坂は、スビトリナのボールが短くなったら、ベースラインからコートの内側へ入りステップインしながら攻撃的に打った。さらに、スビトリナのセカンドサーブに対しては、ベースラインの内側へ入って、リターンを構えてプレッシャーをかけるとブレークにつなげていき第1セットを先取した。

 第2セット第3ゲーム後にスビトリナは、メディカルタイムをとって治療を受けたが、全豪序盤から首と肩につるような違和感があったという。結局治療を受けたものの第2セットでは100%のプレーができず、大坂のワンサイドゲームに。大坂は、フォアウィナー12本、サービスエース8本を含む31本のウィナーを決めた。