2019.01.22

目指すは世界1位。
大坂なおみが考える「成熟することの意味」

  • 神 仁司●文・撮影  text&photo by Ko Hitoshi

試合後、珍しく感情を前面に出して喜んだ大坂なおみ フォアハンドストロークのダウンザラインへのウィナーが決まり、大坂なおみは、全豪オープンでの初めてのベスト8を決めた。その瞬間、天を仰いで左手でガッツポーズをつくると、両手を上げて彼女にしては少し大胆に喜びを表現した。

 全豪オープン4回戦で、第4シードの大坂(WTAランキング4位、1月14日づけ/以下同)は、第13シードのアナスタシア・セバストワ(13位、ラトビア)に、4-6、6-3、6-4で逆転勝ちを収めて、メルボルンで初めての準々決勝進出を決めた。グランドスラムでは昨年のUSオープン以来、通算2回目のベスト8となる。

 日本女子による全豪ベスト8は、2000年の杉山愛以来19年ぶりとなる。

「準々決勝に到達できて、とてもうれしいです。少しホッとしているところもあります。ニューヨーク(USオープン)以外のグランドスラムでは初めての準々決勝ですからね。自分のゴールのひとつですが、(満足せずに)次のラウンドの試合にフォーカスし続けようと思います」

 大坂は、3回戦で第28シードのシェ・スーエイ(27位、台湾)と対戦。両サイド両手打ちで、フラット系かつサイドスピンのかかったグランドストロークを巧みに打って、厳しいコースを突いてくる相手に対して、第1セットを5-7で落とし、第2セットも2-4に。そこから逆転勝ちを収めた大坂は、続く4回戦も、第1セットをセバストワに先取されながら逆転勝ちに成功した。ツアーに帯同しているアレクサンドラ・バインコーチはその勝ち方を高く評価している。