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錦織圭、ウインブルドン
「初の8強」へのビクトリーロードはこうなる (2ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo Ko Hitoshi

 クリスチャンは、ツアーで活躍しているライアン・ハリソン(58位)の2歳年下の弟で、フォアハンドもバックハンドもフラット系のストロークを武器にしている。初対決とはいえ、錦織が拠点にしているフロリダのIMGアカデミーで一緒に練習しているため、よく知っている仲で、お互いのテニスも知り尽くしている。

「アカデミーではいつも練習をして、一緒に成長をしてきました。仲のいい友達とプレーしなければならないのは簡単なことではありません。双方いいテニスができるといいですね」

 錦織によればクリスチャンは、24歳にしてかなりの苦労人だということだ。

「これまでやめてもいいぐらいのけがを何回もして、復帰している選手。頑張っている姿を小さい時から見ているので、頑張ってほしい気持ちはあります」

 錦織が勝ち上がった場合、2回戦では、バーナード・トミック(162位、オーストラリア)とホベルト・ホルカシュ(123位、ポーランド)の勝者と対戦する。トミックとの対戦成績は、錦織の2勝2敗。ホルカシュとは対戦がない。

 さらに順当に勝ち上がった場合、3回戦からはシード選手同士の対戦が始まり、3回戦では、第15シードのニック・キリオス(19位、オーストラリア)で、錦織の3勝0敗。グラスでは対戦したことがない。

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