錦織圭、ウインブルドン「初の8強」へのビクトリーロードはこうなる (3ページ目)

  • 神 仁司●文・撮影 text&photo Ko Hitoshi

 4回戦では、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ(3位、ドイツ)で、対戦成績は1勝1敗。21歳のズベレフには、今年のマスターズ1000・モンテカルロ大会準決勝で錦織がフルセットで勝ったが、グラスでは対戦したことがない。

 そして、準々決勝では第7シードのドミニク・ティーム(7位、オーストリア)で、錦織の2勝1敗。24歳のティームとは、今年のローランギャロス4回戦で対戦して、錦織が初めて負けた。グラスでは錦織が1回勝っている。

 2008年ウインブルドンでグランドスラムデビューを果たした錦織は、今回のウインブルドンで、グランドスラムを戦い続けてちょうど10年になる。

「長い道のりではありましたけど、いろんなことを学んで、今に至る。いろんなケガもあったし、いい結果も出ていたし、波のある10年ではありましたけど、順調に成長できていると思います」

 錦織の1回戦は、大会2日目の7月3日に行なわれる予定だ。グランドスラム初挑戦から10年という節目にあたる今回のウインブルドンで、28歳の錦織がどんな結果を残すことができるのか注目したい。

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