手術とリハビリに耐えて、
46歳・伊達公子がコートに戻ってきた理由 (4ページ目)
現在、伊達のWTAランキングは消滅している。16年全豪予選時の187位をプロテクトランキング(公傷で戦列離脱時のランキング)として使用していくことになるが、これを使用して出場できるグランドスラム予選は2大会。岐阜のようにワイルドカードを使っての出場も限られるため、伊達の復帰への道は前途多難である。
「自分のキャリアとして、やり終えたという思いがまだないので、そのためにもコートに立てるようにするしかなかった。その思いが自分の原動力になっているのかなと思います。それでダメだったらダメだし。そこに行き着くまで、やれることをやってみようという気持ちだけです」
まずは、伊達がコートに帰って来られたことを喜ぶべきだろう。彼女自身が納得できるテニスキャリアの行き着く先がどんなものなのか見守りたい。
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