「何で俺がここに?」錦織圭、センターコートで初勝利! (3ページ目)
ウインブルドンのセンターコートでは、ロッカーから入場口へ行くまでに、優勝トロフィーが飾ってあったり、歴代チャンピオンの名前の入ったボードがある。錦織はそこを歩いたときに、他のグランドスラムでは体感できない神聖な気持ちになったという。とはいえ、大会4日目にセンターコートでプレーできたことに錦織はちょっぴり疑問もあった。
「なんで俺をセンターに入れたんだろ!? やっぱ、テレビ局のせいかと……。いや、まぁ、もうちょっと他に(ふさわしい選手が)いたかなと思います(笑)」
ウインブルドンセンターコートで初勝利を挙げた錦織には、今回心強い味方がついている。マイケル・チャンコーチが、初めてウインブルドンにも帯同しているのだ。
「いつもマイケルがいるときは、テクニックのことも、メンタルのことも、相手の戦術のこともしっかり話し合える。いないから、どうこうというわけではないですけど、いるときはやっぱり力になってくれます」
練習では、チャンコーチとボールを打ち合うことも多いが、グラス(天然芝)コートでの錦織のプレーを、チャンコーチは次のように評している。
3 / 4