錦織圭まさかの1回戦敗退。M・チャンコーチ「圭はまだまだ成長中」 (3ページ目)
「やっぱり悔しいですね。久しぶりの1回戦負けなので。特にこういった大きな大会で、負けるのも久しい。まっ、しょうがないとしか言いようがないので、次の準備をして、練習したいと思います」
「第4シード」といったような肩書きで勝てる保証はどこにもなく、約11ヵ月に及ぶワールドテニスツアーでは、今回のような手痛い敗戦は、いつでも起こり得る。それがグランドスラム、全米オープンで起こってしまったのは非常に残念だ。だが、選手にとっては敗戦から学ぶことも多い。この敗戦を糧にして、錦織はトッププレーヤーとしてのさらなる成長を遂げなければならない。
そして、これからも大舞台で、錦織がステップを一段ずつ上がっていくためには、チャンコーチのサポートは必要不可欠だ。
「多くの人からの圭への期待は、たしかに大きくなっています。彼はより良くなっていますし、今年さらにステップアップできればいいですね。でも、焦りは禁物です。1試合1試合できることをやっていくだけです」
こう語ったチャンは、時には厳しく、時には温かく、そして冷静に錦織をこれからも見守っていく。
「ロンドンを目指したい」と話す錦織は、年間成績上位8人しか出場できないATPワールドツアーファイナルズに2年連続で出場できるよう、シーズン終盤に向けてスパートをかける。
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