2015.01.05

2015年の錦織圭、グランドスラム初制覇の可能性を検証する

  • 神仁司●取材・文 text by Ko Hitoshi photo by Ko Hitoshi

1月特集 2015年錦織圭の挑戦!(1) 

 日本男子プロテニス選手が、4大メジャー大会で初優勝する可能性を検証することは、つい数年前まで考えられなかったことだった。だが今や、ATPランキング5位の錦織圭は、グランドスラム(以下GS)で優勝候補のひとりに挙がる存在にまで成長してきた。

2014年に世界ランキング5位まで浮上した錦織圭「一番変わったのは、自分の攻撃的なテニス。自信はついてきていますね。自分のテニスに、強さをより身に付けている」

 こう語る錦織は、2014年12月29日に25歳の誕生日を迎えたばかり。体力的なピークをむかえる年齢で、2015年シーズンに臨むことになる(シーズン中に錦織は25歳でプレーするが、12月生まれなので厳密に言えば2015年は26歳のシーズン)。

 ここで、25歳時の”ビッグ4”の成績を振り返り、錦織活躍予想の参考にしたい。

 まず、ロジャー・フェデラー(現在ATPランキング2位、以下同)は、2006年シーズンに、オーストラリアンオープン(全豪)、ウインブルドン(全英)、USオープン(全米)でGS3冠、ローランギャロス(全仏)準優勝、マッチ92勝5敗(勝率で歴代2位)で、文句なしの年間1位で絶頂期だった。

 ラファエル・ナダル(3位)は、11年シーズンに全仏優勝、全英と全米で準優勝、全豪でベスト8、年間2位。

 ノバク・ジョコビッチ(1位)は、12年シーズンに、全豪優勝、全仏と全米で準優勝、全英ベスト4、年間1位。

 アンディ・マリー(6位)は、12年シーズンに、全米優勝、全英準優勝、全豪ベスト4、全仏ベスト8、年間3位。

 25歳当時の”ビッグ4”は、全員GSで優勝しており、充実したシーズンを送った。ちなみに、マリーは、12年の全米がGS初制覇だった。