2014.09.18

クルム伊達公子が語った「モチベーションの源」

  • 辛仁夏●文 text by Synn Yinha
  • photo by AP/AFLO

 東レPPOテニスに出場したクルム伊達公子だったが、16日のシングルス1回戦、17日のダブルス1回戦でいずれも初戦敗退。日本のファンの前での約1年ぶりのプレイは、あっけなく終わってしまったが、健在ぶりは十分に発揮してみせた。

東レPPOに出場、1回戦で敗退したクルム伊達公子 ツアー最年長選手として活躍するクルム伊達のテニスに懸ける情熱もまだ当分は冷めないようだ。今月28日で44歳を迎える彼女に、一体どんなモチベーションで毎シーズンを戦っているのかを聞いたところ、こんな答えが返ってきた。

「今回の東レもそうですが、当然、小さなケガはあります。それでも、基本的には大きなケガもなく、フィットした状態で大会に挑めていますし、ツアーに対してもそれほど疲れを感じることもなく、ファイトする気持ちを失わずに転戦できていますね。それはツアー仲間や楽しい友達がいるからで、私にとってのモチベーションにもなっています。基本的にはチャンレンジする気持ちをまだ失っていないんじゃないかと思います」

 彼女はいま、肩肘張らずにテニスを心から楽しみ、極めようとしている。ベースラインからのラリーでは角度のあるボールで相手を振り回し、チャンスボールには積極的にネットプレーで相手をほんろうする。これほど多彩なショットを披露できるのも熟達の域に到達した大ベテランならでは。